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2006年6月 1日

9文字制限

小説やドラマは基本的にフィクションなので作り物ではあるのだが、そこをいかに感情移入させるかが評価の大きな分かれ目になってくる。このようなフィクションに関して、「細部にもこだわった」というような表現が使われるが、その細部から綻びが生じて、白けたり、感情移入できなくなることもある。

この日誌をブログ形式にする前に触れたことがあるが、唐沢版「白い巨塔」で、東京の個人タクシーの車両が使われていた。大阪が舞台のドラマだから、物語の推移に没頭していたのがちょっとした違和感を覚える。あと、妙な大阪弁を使われるのも気持ちが悪い。これはそれぞれの地域で同様に感じる人が多いはず。たとえば博多が舞台でヘンな博多弁が使われていたとすれば、特に地元の人は白けてしまうだろう。

今読んでいる本では東京競馬場のレースシーンが出てきた。サンデーサイレンスのこと、吉田勝巳さんのことなどが実名で出ており、結構、作者は競馬に関心があることはわかるのだが、馬名が9文字を超えているのだ。9文字に制限すること自体がいいか悪いかをここで論じているのではない。現実に日本で9文字に制限されている以上、そこはこだわってほしかったということ。その本を読んでいくのに、ちょっと集中力がそがれてしまうのである。

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